大好きな茨城自然博物館に行ってきました!
おなじみの茨城自然博物館、何回目になるでしょうか。
年パスを更新したにもかかわらず、企画展の開催日をチェックしてるからこそ、インフルエンザが猛威を振るっているからこそ!足が遠のいてしまったと言い訳をします。
Contents
茨城自然博物館第73回企画展くだもの展!
今回はこの第73回企画展くだもの展の最終日!
場所はいつもの、企画展を開催している一階の広いスペースです。
入り口が2階にある自然博物館なので、二階の展示物を流れ通りに見ていくと途中で一階の吹き抜けの上部を見ることができて、企画展の上部からのぞき込むことができます。
企画展部分を楽しみに来ているので、これから展示物を見るにもかかわらず、ほんのちょっと見ることができるだけでワクワクしてしまいます。
ナイスレイアウトですよね!
いばらきフルーティ11キャラクター紹介
見ることができますか?
えっ?見えない?
拡大してみました!クリックすると大きくなる設定になってるはず!
かわいいオリジナルキャラクターです。
その名も
「いばらきフルーティ11」!!!
左から順に紹介していきたいと思います。設定が秀逸なので、注目です!
カキ大好き♡アイドル カッキー
・おばあちゃんがつくる干し柿が大好物なおばあちゃん子。
・将来は市役所に就職して、地元で採れるおいしいカキをもっとPRしたいと思っています。
・趣味は柿の葉茶づくりです。
リンゴ大好き♡アイドル りん
・実家は老舗温泉旅館で、地元で採れたリンゴのデザートとリンゴ風呂が大人気です。
・将来は、旅館を継いで、名物のリンゴを旅館で盛り上げたいと思っています。
・茨城なまりがあるけど、気づいてないみたい。
クリ大好き♡アイドル まろみ
・お父さんは和菓子職人で、おじいちゃんの家で採れたクリを使った和菓子が大人気です。
・将来はお父さんと一緒に和菓子屋を切り盛りしたいと思っています。
・クリを使った新商品の開発が夢です。
ブドウ大好き♡アイドル ふさこ
・人一倍おしゃれが大好きな農学部に在学中の大学生です。
・ブドウが大好きで、もっとおいしいブドウを作りたいと、日々品種改良の研究をしています。
・特技の合気道は師範級の腕前。
モモ大好き♡アイドル もも
・アルバイト先のケーキ屋で、モモを使ったフルーツタルトを考案し、大人気商品になっています。
・教育学部に通う大学生で、将来は、教師になり、子どもたちに果実のつくりや自然のすばらしさを分かりやすく伝えたいと勉強しています。
ミカン大好き♡アイドル みか
・いばらき☆フルーティ11のセンター。幼いころからアイドルになりたいとおもっていました。
・小学校3年生のときに筑波山に登って、お土産で買ったフクレミカンの虜となりました。
・ミカンジュースが出る蛇口をつくることが夢です。
ドリアン大好き♡アイドル りあん
・海外旅行が趣味で、東南アジアで食べたおいしいドリアンの味に衝撃を受け、ドリアン大好きになりました。
・夢は、香りをつくり出す調香師で、香りでみんなを幸せにしたいと思っています。
イチゴ大好き♡アイドル いちご
・イチゴ大福が大好物。イチゴが大好きで、全品種を食べてみようと奮闘中で、食レポを書いたSNSが話題をよんでいます。
・生物学科に通う大学生で、果物の分類を研究中。
・将来の夢は、博物館の学芸員になることです。
メロン大好き♡アイドル めろ
・茨城のメロン農家に育ち、お手伝いをしているうちに、メロンが大好きになりました。
・将来はCA(キャビン・アテンダント)になって世界中を飛び回り、茨城のメロンのすばらしさを紹介したいと思っています。
ブルーベリー大好き♡アイドル べりの
・ブルーベリー農園で受け付けの手伝いをしています。
・ブルーベリーを使ったスムージーづくりが趣味で、農園のお客さんたちに大好評です。
・現在、医学部に通う大学生で、眼科医になることが夢です。
バナナ大好き♡アイドル ナーナ
・海外からの留学生で、もっとおいしいバナナをみんなに食べてもらいたくて、日本の農学部でバナナを含めた熱帯果樹の栽培、改良について勉強をしています。
・得意のフラダンスを子どもたちに教えています。
設定から考察、いばらきフルーティ11の魅力
お気づきの方も多いと思いますが、大学生くらいの年代が多く、平均年齢20歳くらいと予想されます。ここまで個人のフルーツ推しが細分化されていますから、きっと結成は大学進学後、進路がある程度決まってからだと思われます。
そして、公式のプロフィールから読み取れる大学生の数は11人中5人(1人留学生含む)で、かなり頭のいいアイドルということが分かります。ブルーベリーアイドルのべりのなんて、医学部生ですからね。
将来の夢がしっかりその果物の特徴や素晴らしさとともに描かれていることも特徴です。ブルーベリーアイドルのべりのなんて、目に良い果物の特徴をとらえて、将来の夢が眼科医ですからねw(またか)
また、家族の影響を受けてその果物が好きになった率も高いですね。クリアイドルまろみはお父さんが和菓子職人で、おじいちゃんの家で採れたクリを使った和菓子が影響していると思われます。カキアイドルのカッキーは(なんだかガッキーみたいw)おばあちゃんがつくる干し柿が大好物とのことです。
農業関係の仕事をしている子も多いですね。モモアイドルももはケーキ屋さん、ブルーベリーアイドルべりのはブルーベリー農園、メロンアイドルめろは実家がメロン農家。
この企画展を作った人たちが、どれだけの茨城のフルーツを愛してやまないかが伝わってきます。
バナナとドリアンに関しては、日本として輸入に頼る部分がほとんどですが、それを日本のアイドルっぽく編集しているところが面白いです。
余談 ドリアンの展示方法がすごい。匂いが漏れないように工夫してある・・・でも、少し漏れてる。
それぞれのフルーツの香りを来場者の皆さんに体験して貰えるようになっていました。普通のフルーツに関しては、その果物の展示の同じ並びに蓋をして香りの粒から匂いが出てくるようになっていました。イメージ的には、洗濯用洗剤や柔軟剤の香りをお試しするコーナーにある顆粒の感じです。
ドリアン以外の果物は、爽やかな感じが広がる匂いで、そこまで空間の全体に影響するほどではありません。一般的なフルーツの匂いって、混ざりあってもよりよい匂いになることが多いですもんね。
しかし、ドリアンの匂いについて語らせてください。
ドリアン大好き♡アイドルりあんの紹介にもありますが、「おいしいドリアンの味に衝撃を受け、ドリアン大好きになりました。」というところに注目してほしいと思います。
そもそもドリアンは東南アジアを原産地とするアオイ科の植物です。花は幹に直接つき、果実も付けます。表面は無数のとげで覆われ、素手で持つのは危険です。通常5室に分かれた中のそれぞれにクリーム状の果肉に包まれた種子が数個入っています。果肉はねっとりとした甘い味わいですが、強烈なにおいを持ちます。開ける前から、ドリアンが空間に存在する時点ですごいあの独特なにおいが空間を支配します。チーズや玉ねぎが腐ったようなにおいと表現されることが多いです。(どちらも香ったことはありませんがねw)
その強烈な独特なにおいのため、日本ではなかなかお目にかかる機会が少なく、敬遠されがちなドリアンですが、栄養価がとても高く、王様が好んで食べていたので「果物の王様ドリアン」と呼ばれるようになったとされています。
東南アジアにいたときに、ドリアンのシーズンを何回も迎えたことがありますが、そのときには町中がドリアンの匂いに包まれます。
ここではシンガポールでのドリアンを取り巻く環境にも触れてみたいと思います。
シンガポールといえば、罰金国家というイメージがありますよね。それは、多様な人種・民族が住むが故の法律から来ているとされています。それぞれの人種・民族が気持ちよく過ごしていくために法律がしっかりと機能していることを表しています。
ドリアンのにおいは万人受けしません。
ドリアン好きな人に話を聞いていみると、「食べてみて、おいしくてハマった!」という言い方をします。
逆を言うと、「においを嗅いだ瞬間から大好き!」という人には、まだ会ったことがありません。
シンガポールは北緯1度に位置する国なので一年中暑いです。冷房のきくスーパーマーケットではドリアンを販売するときには、とげとげの皮に入った状態ではなく、中身のクリーム状の果実をパック詰めにし、二重にラップをかけた状態で売られることが多いです。あとは、キャンディーやドリアン味の加工物として売られています。
それは、匂いが強烈すぎるからなんです。
一過性の匂いならいいのですが、布類を中心とした匂いを吸着しやすいものに、あの強烈なにおいが染みついてしまうのです。
そのため、シンガポールでは、公共機関へのドリアンの持ち込みが禁止されています。
バス・鉄道・タクシーなどにもドリアン持ち込み禁止の表示がばっちりされています。
それでは、人々はどこでドリアンを調達するのでしょう。
そうです。町中にドリアンのにおいが~という部分に注目です。露店で売られているのです。
ドリアンの季節になると、どこからともなくドリアン売りの人々が、日本でいうお祭りの露店みたいに賑わいを見せるのです。ただし、とげとげのものを簡単に運搬できませんから、トラックの荷台に乗せたまま販売している姿もよく見かけます。商人の手は軍手がはめられ、ナタを振り回しています。
3つで10ドルなど、サイズやおいしさによっていろいろなドリアンが売られています。とげとげの皮に包まれたままでは、中身の実を知ることが出来ないので、商人たちはナタでドリアンに隙間を開け実を見せてくれることが多いです。そして、納得した上で購入してもらうことが多いです。開けてみてスカスカな部屋やぷっくりとしてない実、乾燥が進んでしまってしょぼしょぼな実にあたることもあるので、めんどくさがらずにチェックしたほうがいいでしょう。
そして購入したドリアンは、その場で食べる席が路上に設置されていて食べることもできるケースも多いです。
以前一回やったのですが、ビニール袋を何重かにして、自家用車に乗せて家まで運んだことがあります。しかし、あの強烈なにおいはビニールを貫通し、見事自家用車に匂いが染みつきましたとさ。
持ち帰るときには、匂いが外に出るように自転車かバイクがおすすめです。
そして、今回の企画展のドリアンコーナーは、他のフルーツの香りコーナーにプラスして、個室が用意されていました。出入口はビニールの垂れ幕・カーテンのようなもので、通路から入れるようになっていました。
匂いが漏れ出ない構造ではなく、コーナーの周辺からはドリアンを知っている人にとっては馴染み深い懐かしいあの匂いが漏れ出ていました。
でも、初めて嗅ぐ人は、きっと、「なんだか、ほんわかした芳醇なにおいがするな~」くらいだったと思います。
そして、その顆粒の匂い玉は、他の果物に比べるとはるかに匂いが控えめな感じがしました。こんなに控えているのに、特別室まで用意され、空間を支配する力を持っているなんて、さすが果物の王様だ!と心から思いました。
次回の企画展までには、消臭されていることを願います。
次回の企画展は「恐竜研究所」!
長々と話はそれてしまいましたが、お待たせの第74回企画展は
「体験!発見!恐竜研究所ーようこそ未来の研究者ー」です。
これは通常展示のティラノサウルスの復元ロボットです。
こちらも通常展示のトリケラトプスの復元ロボットです。
さらに詳しく恐竜の研究の成果について観れる企画展が楽しみですね。
2019年2月16日(土)~6月9日(日)まで開催されていますから、
春休みやGWのお出かけにぴったりですね。