多肉植物の寄せ植えや、垂れさがる植物の中でもとても人気のあるグリーンネックレス。グリンピースのようなコロコロとした姿の魅力に取りつかれてしまう人も多いようです。ここでは上手に育てる方法と増やす方法をご紹介します。
多肉植物なの?グリーンネックレス
グリーンネックレスは、そのコロコロとした葉の中に水分を貯めているれっきとした多肉植物です。決してグリンピースがつながっているのではありません。
セネキオ属に属し、このグリーンネックレスのように茎や厚く多肉化した種類は、おもにアフリカ、インド、メキシコなどの乾燥地帯が原産地となっており、およそ80種類あります。
多肉セネキオには、紫月(オトンナ・セネキオの仲間)や新月、このグリーンネックレスのように葉が多肉化するものと、七宝樹(しちほうじゅ)や鉄錫杖(てつしゃくじょう)のように茎が多肉化するもの、そして根茎が多肉化するものがあります。これは日本ではあまり見かけることができません。
光を求めて・・・どこまで伸びるかな
グリーンネックレスの育て方
グリーンネックレスは、他の多肉植物の育て方にもれず、雨に当てないように注意して育てる必要があります。夏は風通しがよく遮光が必要です。冬は暖かい室内に取り込んで、窓辺の日当たりのよい場所に置いてください。
水をやりすぎて多湿になると根腐れを起こしやすくなってしまいます。土が乾いたらたっぷりと水をやるようにします。こまめにちょくちょく水をあげてはいけません。休眠期の冬でも完全に断水すると枯れてしまいます。グリーンネックレスのコロコロがしわしわになってきたころに水をあげると水やりの失敗がありません。水をあげてから2,3日すると水を吸収し、コロコロぷりぷりとした魅力的な姿に戻ります。
グリーンネックレスの冬越しの方法
春秋に成長するタイプのグリーンネックレスは、冬は休眠期に入ります。外にそのまま置いてはいけません。
できれば温室などで日照を確保できる場所に置きたいですね。保温設備がない場合は、室内の暖かい場所で凍らないように管理するようにしましょう。
私の家では、冬の間ガジュマルとグリーンネックレスを屋内に入れています。北側の階段で日当たりはよくありませんが、元気に育ってくれています。
暖房が入らない階段なので決して暖かくはありませんが、水が氷ることなどはないのでこのままいくと冬を越せそうです。
グリーンネックレスの花が咲いたよ
グリーンネックレスの花は白く、とても個性的な花です。
育てていると、グーっとつるのようなものが伸びてきて、蕾が付きました。
通常ならグリーンネックレスは下に下に伸びていきますが、蕾は自分自身を見せびらかすかのようにグーっと頭をあげて、重力に反して上へ伸びていきました。
ちょっと旬が過ぎてしまいました・・・
グリーンネックレスの増やし方
グリーンネックレスは、意外と簡単に増やすことができます。根本がモリモリになることによって伸びる部分も増えるので、一つの鉢をモサモサぷりぷりコロコロに育てたいときや、新しい鉢を増やしたいときは、躊躇せずカットしましょう。
徒長した茎を株元から適当な長さで切りそろえます。
多肉植物用の土が入った鉢に、カットしたグリーンネックレスを乗せ、2~3カ所茎を土で軽く覆います。
しばらくすると白い根が生えて来ます。
ポイントとして、グリーンネックレスは根が細くて繊細なので、植えたい鉢にダイレクトに植えることが大切です。育成用の鉢から植え替えようとすると、根が切れてしまい、定着するまでまた時間がかかってしまいます。
根本から伸びてきました。モリモリコロコロに一歩近づきました。
最後に
グリーンネックレスのよく育つ時期が近づいてきました!たくさん増やして、モリモリのグリーンネックレス盛りにしたり、寄せ植えのアクセントにしたり、楽しんでくださいね♪
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